めまいは、心身のストレスや三半規管のトラブルなどさまざまな原因で生じますが、その多くは生命に危険が及ぶような重篤なものではありません。
中年以降によく見られるのが、良性発作性頭位眩暈症(BPPV)というめまいです。寝返りを打ったり、布団から起き上がったり、頭の向きを変えたりしたときに生じるめまいで、三半規管内を浮遊している結石が原因とされます。
めまいの中には、脳卒中や心臓疾患、出血性疾患などによる命にかかわるようなめまいもあるので、めまいのほかに、激しい頭痛、ろれつが回らない、手足がしびれるといった症状があるときは、すぐに受診しましょう。
診察では、生命に危険が及ぶ可能性があるめまいを除外するために、問診・診察を行い、必要に応じて頭部MRI検査などを行います。
BPPVは、自宅で、めまい体操(Epley エプリー法)を継続することによって再発を防ぐことができます。仰向けに寝て頭をゆっくり右に向けて30秒静止、元に戻し、左にゆっくり向けて30秒静止という頭位の運動を続けることによりめまいが解消されます。(図入る)
脳卒中や心臓疾患などの基礎疾患によるめまいは、基礎疾患を治療します。
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