遅発性ジスキネジアは、自分の意思に関係なく体が動いてしまう(不随意運動)病気です。
主な症状に、舌を突き出す、舌をねじる、口周囲をもぐもぐさせる、目をパチパチさせる、顔面がひきつれる、額にしわがよる、手足がくねくねする、体がねじれるなどがあります。
抗精神病薬を服用している患者さんの20-30%に見られます。
抗精神病薬の副作用として現れます。
情緒的な興奮やストレス、また不随意運動がみられない身体部位を動かすことで症状がひどくなります。
早期に対処しないと治りにくくなります。遅発性ジスキネジアが起こったら、内服中の抗精神病薬を減量、できれば中止し、別の抗精神病薬に変更します。
抗精神病薬を服用している方で、体の一部が自分の意思とは関係なく動いてしまう場合は、遅発性ジスキネジアの可能性があります。できるだけ早く主治医に相談してください。
自己判断で薬の量を変えたり、中止したりしないでください。
薬を調節している間に、精神症状が悪くなってきたときは、すぐに主治医に連絡をしてください。
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