眼振とは自分の意思とは関係なく眼球が動く症状をいいます。眼振が起こると、中にはめまいがするという人もいます。

眼振にはさまざまな種類があり、列車の窓から外の景色を眺めているときなど誰にでも起こる生理的なものもあれば、病的なものもあります。

病的な眼振の原因としては、平衡器官、神経、脳、眼球などの異常があげられます。

診察では、眼の動きを観察します。その際、眼鏡をかけたり、寝たり起きたり、姿勢を変えて行います。また、必要に応じて、視運動性眼振検査、血液検査、頭部画像検査などを行うことがあります。

原因によって治療法は異なります。

末梢性めまいが眼振の原因の場合は、めまいや吐き気に応じた治療が中心になります。強い症状は1~2日で改善することが多いのですが、その後もふらふら感が1週間ほど続くことがあります。徐々に改善していくようなら、しばらく様子をみましょう。

脳梗塞や脳出血など脳に原因がある場合、薬物中毒、感染症が原因の場合は、入院して治療することもあります。

普段の生活で気をつけてほしいこと
  • ストレスをためないようにしましょう。
  • バランスのよい食事をとりましょう。
  • 運動を心がけましょう。
  • 生活習慣病にならないような生活を心がけましょう。