黄疸は、ビリルビンという黄色い色素が血中に増えることによって起こります。尿中に排泄される直接ビリルビンが増える場合と、直接ビリルビンになる前の間接ビリルビンが増える場合に大きく分けられます。

原因は、肝臓や胆道の病気、血液の病気などさまざまです。間接ビリルビンの増加による黄疸では、ジルベール症候群(肝臓病の一種)や赤血球が何らかの理由で破壊される溶血性貧血などがしばしば原因となります。

直接ビリルビンの増加による黄疸は、尿の色が褐色になるのが特徴です。

黄疸の原因がはっきりし、治療方針が確立するまで指示されたとおりに通院してください。

胆のう結石や胆管結石などがある方は、胆管炎などを併発し、緊急処置が必要となることがあります。38℃以上の発熱がある場合は、速やかに医療機関を受診してください。

胆のう結石、胆管結石などがある方は、胆石発作や胆のう炎、胆管炎の合併を防ぐために、天ぷらや卵、うなぎなど脂肪の多い食事はできるだけ控えてください。