排尿痛は、尿路に細菌が感染するなどして炎症が起きているときに引き起こされます。女性の場合は膀胱炎、男性の場合は尿道炎の可能性が高いとされます。

症状を繰り返す場合には膀胱結石などの尿路結石や膀胱がんなどの悪性腫瘍が潜んでいることもあります。超音波検査が必要になります。

検査は、膿尿や血尿の有無をみる尿検査、炎症を起こしている細菌の判定や薬剤感受性(薬剤によって細菌が感染力を失ったり死滅したりする程度のこと)を調べる尿培養、膀胱がんをチェックする尿細胞診、尿路結石などの診断のために行う腹部超音波検査、尿路結石の診断のために行う腹部単純写真などから、必要に応じて行われます。

検査で、淋菌やクラミジアが検出された場合は、パートナーと一緒に受診しましょう。治療は再感染を防ぐためにもパートナーの診断と治療が必要です。

急性腎盂腎炎や急性前立腺炎で30度以上の発熱や、炎症反応が高い値を示した場合は、敗血症を起こす危険性があります。入院して治療を行う必要があります。