過眠とは、活動しなければならない日中に強い眠気に襲われ、日常生活に支障が出る状態をいいます。睡眠時間が長いということではありません。

眠気が生じる原因はさまざまですが、多いのは、睡眠時間の不足、睡眠時無呼吸症候群の疾患、薬剤の使用です。

検査は、身体診察と血液検査を行います。必要に応じて、入院して睡眠状態をモニターするポリソムノグラフィーという検査を行います。

診断には、夜間睡眠の質や量が重要です。寝ている間の様子を見てくれる人の意見が参考になります。

治療は原因によって異なります。原因によっては入院して治療を行うこともあります。

強い眠気が日中に起きる場合、車の運転など、事故を起こす可能性がある活動は医師の許可があるまで控えましょう。

1日の生活のリズムをできるだけ崩さないようにしましょう。

就寝時間と起床時間を決め、就寝前に、目が覚めるような刺激を受けるようなことは控えましょう。