眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、まぶたが下がって、物が見えづらくなる病気です。

高齢者の眼瞼下垂の原因には、まぶたを持ち上げる筋肉の端とまぶたにある瞼板(けんばん)という組織とが離れてくるために起きる場合と、まぶたの皮膚がたるんでくる場合が多いです。

生まれつきの眼瞼下垂は、まぶたの筋肉を動かす神経が発達しなかったことが原因の場合が多くみられます。

診断は、採血検査や、CT、MRIなどの画像検査が必要になる場合があります。

治療法は、手術によりまぶたを上げます。
ただし、生まれつきの眼瞼下垂等の場合は神経がつながっていないため、正常に動くようになるわけではありません。

急に眼瞼下垂が生じたり、悪化したりした場合は、緊急性のある病気が隠れていることもあるので、すぐに病院を受診しましょう。