眼の痛みの原因を特定することは容易ではありません。

眼の痛みの中には、急いで治療を行わなければならないものがあります。

原因は2つに大別されます。眼球自体に原因がある場合と、眼球以外、すなわち眼の周りや頭の中に原因がある場合です。

吐き気がする、物が見えにくいといった症状を伴う場合は、緑内障の発作が疑われます。緊急の眼科手術が必要になるかもしれません。

感染が疑われる場合は、血液検査をし、必要に応じて抗菌薬の点滴などが行われます。

頭の中の病気や首の血管の異常が疑われる場合は、緊急に内科や脳外科を受診する必要があります。

緑内障の発作を起こした場合は、もう片方の眼にも同様の痛みが生じる可能性があります。また、予防的手術などが必要な場合があります。

ぶどう膜炎が原因の場合、再発しやすいので定期的に眼科を受診してください。

頭の中や首の血管に原因がある場合は、生命に危険が及ぶことがあります。専門の診療科での検査や治療が必要です。