ドライアイとは、目を保護する作用のある涙の働きが十分でないためにおこる目の病気です。

目が乾く、目が充血する、目が痛む、目が疲れるなどの症状が現れ、目の表面に傷が生じることがあります。症状の程度は人によって異なります。

原因は人によってさまざまです。涙や目の表面の状態を調べることで、原因を調べていきます。

生活習慣や環境を変えることで症状が改善できる場合がありますが、多くは目薬で目の表面を保護する治療を行います。

検査としては、涙の量や状態を調べる検査や、目の表面の傷の有無と程度を調べる検査が行われます。

体の病気が関係している場合があるので、血液検査が行われることもあります。

治療に使う目薬にはいくつかの種類があります。また、目薬以外の治療も出てきているので、自分に合った治療法を試すとよいでしょう。

普段の生活で気をつけてほしいこと
  • ドライアイの症状は環境に左右されます。乾燥と風の影響が大きいので、加湿器を使用する、エアコンの風が直接当たらないようにするなどを心がけましょう。
  • コンタクトレンズを使用する場合は、装用時間をできるだけ短くしてください。
  • 目薬が合わないと思ったときには再受診してください。
  • 目薬の使用回数はその日の調子に応じて、決められた範囲内で調節してください。使用回数を増やしすぎるとかえってドライアイの症状が悪化することがあるので注意してください。