眼窩(眼球が収まっている頭蓋骨のくぼみ)に異常が生じると、眼球が突出したり、眼球の運動が制限されて物が2つに見えたり、視力が下がったり、目の周りや奥のほうが痛いなど、いろいろな症状が出ます。

眼窩の異常の原因としては、腫瘍や炎症などの疾患、外傷、先天性のものなどがあります。

症状が進行するのが早いときはすぐ病院を受診してください。

眼窩の異常の有無を調べるにはCT検査やMRI検査などの画像検査が必要です。

場合によっては、全身検査も必要になります。

目の周りを強くぶつけるような怪我をしたあと、強い目の痛みや吐き気を感じたらすぐに受診してください。

治療は、眼科や脳神経外科、耳鼻咽喉科、内科など複数の科が協力して行う場合もあります。

治療として手術や強い薬の点滴などが必要な場合は、入院が必要です。

入院しないで様子をみる場合は、症状が急変したらすぐに再診してください。