脱水とは、下痢や嘔吐、尿などにより、体内の水分や電解質が失われ、その量が減ることを指します。
下痢や嘔吐で食事が取れず、普段よりも体重が大きく減っている場合には、脱水が疑われます。
検重症の脱水では、急性腎不全や意識障害を起こすことがあります。
脱水の治療では、水分と電解質の両方を含んだ経口補水液などを少量ずつ何回にも分けて補うことが大切です。脱水時に水道水のような真水ばかりを摂取するのは、かえって有害になることがあります。
飲食ができないほどに脱水が進んだときは、入院して、点滴による水分と電解質の補充が必要になります。
脱水を悪化させる可能性がある利尿薬を服用している場合は、一時的に利尿薬の使用を中止することがあります。
利尿剤を服用している場合や、腎不全の場合には、毎日体重測定をすることが大事です。