多飲とは、のどが渇いて多量の水をとることです。その原因としては、糖尿病や、尿を濃縮できなくなる尿崩症という病気が隠れていることがあります。薬の服用が原因になっていることもあります。

多飲と同時に、頭痛、吐き気、ふらつきなどの症状があるときは、病気が進んでいる可能性もあり、すぐに受診する必要があります。

原因を調べるためには尿検査と血液検査を行います。その結果によっては、もっと詳しい検査が必要になります。

原因となる病気の治療を行います。

糖尿病や尿崩症は放置すると重症化することがあるので、きちんと治療しましょう。重度の糖尿病や尿崩症で脱水が強い場合、体内の水分や塩分、ミネラルバランスが大きく崩れている場合などでは、入院して点滴や注射で治療する必要があります。

のどが渇く原因が薬の場合、自己判断で薬の服用を中止してはいけません。必ず薬を処方した医師に相談しましょう。