発熱を起こす病気はたくさんあります。なかには、悪性腫瘍やリウマチ、膠原病といった診断がつきにくい病気もありますが、多くはインフルエンザなどのウイルス感染症やかぜなどの軽い病気です。

多くの場合、1~2週間以内に治まります。

健康な成人でも夕方には37.6℃くらいまで体温が上昇することがあります。病気による場合は、38~39℃くらいになることが多いです。

意識がもうろうとしたり、呼吸が早くなったり、脈や血圧に変動があるときは、重大な病気にかかっている可能性があるので、速やかに医療機関を受診してください。

現在、服用している薬があれば、医師に伝えましょう。その際、最近飲み始めた薬か、以前から飲んでいる薬かを伝えます。

最近、「海外旅行に行った」「ペットを飼育しはじめた」「歯科治療を受けた」「医療用器具を挿入した」「手術を受けた」ときは、医師に知らせましょう。

アレルギーがある方は医師に伝えましょう。

普段の生活で気をつけてほしいこと
  • ケガや虫刺され後の発熱には注意してください。
  • 日ごろから手洗い・うがいなどを励行しましょう。
  • 海外旅行先で流行している病気がある場合は、ワクチンなどの予防策を検討してください。
  • 保存してある抗菌薬などを自分の判断で用いないでください。必ず医師や薬剤師に確認してください。