やせは、エネルギーの不足や消費が増えることによって生じます。6カ月間で普段の体重から5%以上減った場合は、何らかの病気によるものと考えられます。検査を受けて原因を明らかにする必要があります。

検査には、血液検査、尿検査、X線検査、超音波検査、CT、MRIなどの画像検査、内視鏡検査などがあり、それらを組み合わせて診断します。

検査結果によっては専門の診療科へ紹介することがあります。病状によっては、応急処置や入院が必要な場合があります。

治療は原因に応じて行います。やせの原因がはっきりしなかった場合は、1〜6カ月を目途に、再度受診しましょう。その間に病状の変化があれば、診断のヒントになることがあるので伝えましょう。

万一病状が悪くなるようなことがあれば、次回の受診日を待たずに診察を受けましょう。

日常生活では、運動やダイエットをしている場合はいったん控えましょう。

やせが、摂取カロリーが低すぎることによって引き起こされている場合もあるので、普段の食事の記録をとる必要も出てきます。