便潜血反応検査は消化管のどこかで出血が起きれば、血液が便に交じることから便中の血液の有無から消化管の病気を調べる検査です。
陽性の場合、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、貧血、そして大腸がんなどが疑われます。精密検査をして陽性の原因を確かめておく必要があります。
貧血の場合は、長期にわたって微量の出血が続くことにより、便潜血反応が陽性になります。
大腸がんは中高年の男女に多いがんです。完治する可能性が高いがんです。早期発見・早期治療が大事です。
大腸がん検診の便潜血反応の検査は非常に信頼性の高い検査です。便潜血反応が陰性の場合は、大腸に異常がない可能性が高いということです。
便潜血反応で大腸がんの疑いがあるときは、大腸内視鏡精密検査を受けましょう。
大腸内視鏡精密検査で疑わしい腫瘍やポリープが見つかった場合には検査時に腫瘍の一部を採取し、顕微鏡による詳しい検査をします。がんが見つかった場合は、その後の治療方針を決めるために検査を追加します。
ポリープは切除が必要なら大腸内視鏡で切除します。
胃潰瘍や十二指腸潰瘍が疑われるときは胃内視鏡検査を行います。
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