発熱性好中球減少症は、感染が原因で、37.5℃以上の熱を発し、白血球の一部である好中球が基準以上に減少する病気です。
特に抗がん剤の治療中に発熱を認めた場合には、発熱性好中球減少症の可能性があり、注意が必要です。
血液検査により、発熱性好中球減少症を疑ったときは、速やかに治療する必要があります。
治療法は抗生物質の投与が基本です。どの薬剤を使用するかは重症度によって異なります。
水分や食事の摂取に支障がなければ、化学療法を行う前にわたされた抗生物質を服用し、在宅のまま経過をみます。
水分や食事をほとんど取れない、ぐったりしているなど状態が悪いときは外来を受診し、医師の診察により、抗生物質を内服して経過を見るか、入院して抗生物質の点滴を行うかを決めます。
腹部の膿がたまるなど感染の原因が明らかな場合は、原因を除去します。
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