血小板は、出血を止めるときに重要な働きをします。血小板減少症は、文字どおり血小板の数が減少する病気です。

血小板が減少すると、多くは無症状ですが、なかには紫斑ができたり、歯茎からの出血や鼻血、生理が止まりにくくなったりすることがあります。さらに高度になると、出血が止まらずに命にかかわるようなことも出てきます。

原因は、抗がん剤や抗生物質などの薬剤、再生不良性貧血や白血病などの血液疾患、肝疾患、妊娠など多岐にわたります。

診断は、詳しい病歴と血液検査から確定します。

血小板減少を指摘されたら、出血していないか注意してください。出血が止まらないようなら早期に受診しましょう。

血小板減少以外に問題がなく、出血症状がない場合は、基本的に日常生活の制限は必要ありません。ただし、激しくぶつかるようなスポーツは避けましょう。