食道カンジダ症は、体に常在しているカンジダというカビの一種が、食道の壁で増えていく病気です。

症状としては、ものが飲み込みにくい、飲み込むときに胸の中央付近が痛むというようなことがみられます。

免疫力が低下する病気にかかっているとき、免疫を抑えるお薬を使用しているときに発症します。

治療は、抗真菌薬というカビに有効な薬を、内服または点滴で投与します。

内服して数日以内に症状は軽くなることが多いのですが、治りが悪いときは他の病気が原因である可能性があるので、内視鏡検査を行うことがあります。

身体の症状が悪いときや食事の摂取・薬の服用が難しいとき、新たに治療が必要な基礎疾患が見つかったときは、入院して検査や治療を行います。