咽頭蓋炎(いんとうがいえん)とは、通常、急性咽頭蓋炎のことを指します。気管の入り口にある咽頭蓋という蓋が腫れる病気です。腫れが大きくなると気管の入り口をふさいでしまい、窒息する可能性があります。

咽頭蓋炎の原因菌として、いちばん多いのはインフルエンザ菌です。

細長い柄の先に鏡のついた間接喉頭鏡や喉頭ファイバースコープを用いた検査で咽頭蓋を見ます。

窒息を防ぐために、気管の管を挿入して窒息を防ぎ、腫れの原因となる細菌を殺す抗菌薬を投与します。治療は、窒息する可能性があるので、通常、集中治療室で行います。

普段の生活で気をつけてほしいこと
  • 小児の場合は咽頭蓋炎や細菌性髄膜炎を予防するヒブワクチン(インフルエンザ菌b型ワクチン)を接種しておくことを勧めます。