紫斑は、皮膚内の出血によってできる赤紫色の斑をいいます。
止血機能の異常によるものと、血管の異常によるものに大別されます。
特に治療の必要がない軽症から重大な障害を残す重症までさまざまです。
血液検査で病状を探るとともに、さまざまな検査を行って出血の原因や臓器障害の有無などを調べます。
高熱、頭痛、鼻・歯肉出血、血尿、手足のしびれ、腹痛、意識障害などを伴っている場合は緊急性があるので、すみやかに受診してください。
紫斑は特に治療の必要がないものから、重篤な病気が原因であるものまでさまざまです。皮膚科では、どういう性質の紫斑であるかを検査によって調べます。
まず出血傾向があるかについて血液検査で調べます。血管が壊れている疑いがあれば、皮膚を採取して確認します(皮膚生検)。
さらに詳しい検査で、内臓の出血や血管の詰まりが見つかれば、入院のうえ症状に合わせた治療を他科と一緒に行います。
皮膚だけに紫斑が生じる病気であれば、外来通院で薬物療法を行います。
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