白斑とは、皮膚の色素をつくりだす色素細胞の仕組みに異常が生じ、皮膚の色が抜けた白い斑点になったものをいいます。

他の皮膚との境界がはっきりとした白い斑点に気づいて受診するケースがほとんどです。

甲状腺疾患や膠原病を合併することがあるので、血液検査を行い合併症の有無を調べます。

白斑で最も多いのは、色素細胞に対する自己抗体ができて色素細胞を攻撃する自己免疫性の仕組みより後天的に生じる尋常性白斑です。

めまい、難聴、視力障害、頭痛を伴っている場合は、緊急治療を要します。すぐに医療機関を受診してください。

白斑そのものは生命に危険を及ぼしませんが、重篤な病気が隠されている可能性があります。範囲が急に拡大する場合や、露出部にできてQOL(生活の質)に影響がある場合は皮膚科を受診してください。

めまい、難聴、視力障害、頭痛を伴っている場合は速やかに医療機関を受診してください。

白斑部分の皮膚は日光(紫外線)に弱くなっています。強い日光に当たるときはサンスクリーンなどを塗って皮膚を日光から守りましょう。

普段の生活で気をつけてほしいこと
  • 治療薬は規則正しく使用してください。
  • 頭痛、めまい、難聴、視力障害を伴うときはすぐに受診してください。
  • 白斑部分は紫外線の影響を受けやすいので、強い日光に直接当たらないようにしてください。強い日光に当たるときには、サンスクリーンを塗るなどして紫外線の影響をできるだけ少なくしてください。