外陰部潰瘍は外陰部にできる潰瘍で、いろいろな疾患で起きます。生命にかかわる疾患も含まれます。全身疾患の一症状のこともあります。

原因は、大きく感染性と非感染性、つまりうつる病気とうつらない病気とに分けられます。

皮疹の範囲が急に拡大する場合や、痛みや出血などの症状が出てくるような場合は、なるべく早く受診して、検査を受けましょう。

潰瘍の原因を調べるために、いろいろな検査が必要です。皮膚生検のように痛みを伴うものもあります。

原因をはっきりさせて、その病気に合った治療をすることが大切です。

治療法は病気により異なります。手術が必要な病気と、塗り薬や飲み薬で治療ができる病気とがあります。

患部を清潔に保つために、強い痛みがないようなら1日に1~2回、そっと外性器をぬるま湯で洗い流しましょう。

普段の生活で気をつけてほしいこと
  • 医師に処方された飲み薬は規則正しく内服し、塗り薬は説明通りに使用しましょう。
  • 薬剤の反応をみて次の治療を検討する場合があるので診療予約日は守りましょう。
  • 副作用に気づいたらすぐに受診するか、病院に連絡しましょう。
  • 医師に相談せずに民間薬を外用・内服するのは避けましょう。
  • ごしごしときつく擦りすぎないようにしましょう。
  • 清潔にしないと感染を起こしやすくなります。そのまま放置しておくことは避けましょう。毎日そっと洗いましょう。