外陰部潰瘍は外陰部にできる潰瘍で、いろいろな疾患で起きます。生命にかかわる疾患も含まれます。全身疾患の一症状のこともあります。
原因は、大きく感染性と非感染性、つまりうつる病気とうつらない病気とに分けられます。
皮疹の範囲が急に拡大する場合や、痛みや出血などの症状が出てくるような場合は、なるべく早く受診して、検査を受けましょう。
潰瘍の原因を調べるために、いろいろな検査が必要です。皮膚生検のように痛みを伴うものもあります。
原因をはっきりさせて、その病気に合った治療をすることが大切です。
治療法は病気により異なります。手術が必要な病気と、塗り薬や飲み薬で治療ができる病気とがあります。
患部を清潔に保つために、強い痛みがないようなら1日に1~2回、そっと外性器をぬるま湯で洗い流しましょう。