口腔内びらんは、口の中をおおっている粘膜がただれるもので、健康な人でもさまざまな原因で生じます。
再発を繰り返すようなら、内科的な疾患や接触皮膚炎など、原因を調べる必要があります。
アフタ性(円形や楕円形の潰瘍ができる口内炎)のびらんでは、規則的な食事、刺激物の回避、ストレスの緩和、睡眠不足の回避など生活の改善が重要になります。
食事の摂取が十分にできない、出血を伴う、薬剤が原因の場合は緊急に入院して治療を行う必要があります。
薬剤が原因の場合は、速やかに皮膚科を受診しましょう。
下痢や腹痛を伴う場合は、潰瘍性大腸炎やクローン病の可能性があります。消化器内科を受診しましょう。
眼の症状や外陰部潰瘍を認める場合はベーチェット病を疑われるので、眼科や皮膚科を受診します。
天疱瘡(てんぽうそう)を含む水疱ができる水疱症群の場合は、皮膚科を受診し、診断・治療を受けます。治療が長期に及ぶことがあります。
経過が長く、腫瘍が疑われる場合は、耳鼻科や皮膚科、あるいは歯科口腔外科を受診します。
うがいによる治療が、刺激が強いようなら医師に相談しましょう。
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