発熱は、発熱物質に対して体温中枢が反応した結果生じるもので、皮疹が先行する場合と発熱が先行する場合とがあります。

発熱を伴う皮疹はさまざまな形態をしています。疾患によっては典型的な症状がみられるものもありますが、皮疹の原因となる疾患は多岐にわたります。

多くの場合、全身に炎症が生じると体への負担が重く、命に危険を及ぼすことも少なくありません。治療はこの緊急性を考えに入れて行います。

診断をするためには、バイタルサイン(意識、血圧、体温、脈拍、呼吸など)をチェックして全身状態を把握するとともに、感染症、悪性腫瘍、中毒疹、膠原病、自己免疫疾患の順に検査を行います。

感染症が疑われる場合は、感染の拡大が起こるかどうかを医師は判断し、緊急時には隔離が必要になることがあります。

治療は、患者さんの苦痛を緩和しながら、同時に原因に対する治療を開始します。必要に応じて手術治療を選択することもあります。

普段の生活で気をつけてほしいこと
  • 地域で流行している感染症などの情報が診断の助けになります。流行している疾患があればお話しください。