ジベル薔薇色粃糠疹は、皮膚の炎症性角化症の一つです。細かいフケのようなものが付着した赤い楕円形の発疹で、突然、腹部を中心に現れます。

ウイルス感染の後で発症しますが、事前にかぜ症状などのウイルス感染を示す人は50%程度です。

赤い発疹とともに、微熱がみられることもあります。しかし、肝臓など内臓の異常と関係する病気ではありません。

通常、特に検査などは必要ありません。

自然に治る皮膚疾患ですが、軽快するまで1~2カ月かかります。2週間に1度程度通院しましょう。

赤みが消えても薄い茶褐色の色素が残ります。この色素斑は時間がたてば自然に消えます。

発熱などの全身症状が強い場合を除いて、日常生活に特に制限はありません。普段どおりの生活をしましょう。