おできは、小さいものは「毛包炎」、やや大型化すると「せつ」、毛穴がまとまって毛包炎を起こし、つながったものを「よう」と呼ばれます。また、顔にできるおできを「めんちょう(面疔)」といいます。

アトピー性皮膚炎に合併することもあります。また、糖尿病などが潜んでいることもあります。

せつは、毛穴(毛包)を中心とした黄色ブドウ球菌による感染症です。毛穴の周辺に赤みとしこりができて、痛みを伴います。せつが多発したり、繰り返す場合があり、「せつ腫症」と呼ばれます。

治療は抗菌薬の内服が効果を発揮します。

薬の使用中に気になる皮膚症状が出たら医師に相談してください。

受診して細菌検査を受ければ、3日後には結果が出ます。

効果が現れない場合は、抗菌薬を変更する場合もあります。

治療期間の目安は1週間です。

普段の生活で気をつけてほしいこと
  • 処方薬は指示された通りにきちんと使いましょう。
  • 症状を繰り返す場合があります。
  • 患部をシャワーで流して清潔にしましょう。
  • 肥満や糖尿病に関係するので、食事や運動など生活習慣に気をつけましょう。