悪性黒色腫はメラノーマともいい、皮膚のメラニン色素をつくる色素細胞やほくろの細胞が悪性化した皮膚がんと考えられています。

この病気の半数は手足(爪を含む)に出来ます。

一旦転移すると治療が難しいため、早期発見・早期治療が重要です。

病気の進行度は主に腫瘍の厚さ、リンパ節への転移の有無、他の臓器への転移の有無の3つの項目で決まります。

病気の進行度を決めるために、色々な画像検査をします。

リンパ節への転移が起きやすく、明らかに腫れていなくても顕微鏡で見ると転移がある人がいるため、センチネルリンパ節生検というリンパ節を取り出す検査をすることがあります。

手術で治る人が多いですが、内臓へ転移してしまった場合は薬による治療になります。

ここ数年で効果の期待できる薬がいくつか出てきていて、治療成績は以前に比べて改善してきています。

病変部をいじったり、針を刺したりして刺激を与えることはやめてください。

病変部はシャワー浴でやさしく洗いましょう。洗わないとかえって不潔で、感染を起こすことがあります。

食事は特に制限はありません。

喫煙は手術の際の全身麻酔に悪影響を及ぼすので、できるだけ禁煙しましょう。