白血球のひとつであるリンパ球が悪性化したものをリンパ腫といいます。そのうち、主に皮膚に発生するのが皮膚リンパ腫です。

皮膚リンパ腫にはさまざまな病気が含まれます。もっとも多いのは菌状息肉症(きんじょうそくにくしょう)です。菌状息肉症は10年かけてゆっくり進むリンパ腫ですが、進行すると生命にも危険を及ぼすこともあります。

皮膚の一部を切除し顕微鏡などで調べる生検、画像検査、血液検査などで病気を確定します。

初期では塗り薬や紫外線療法が有効です。こぶ(腫瘤)ができるようになると、もはや深部にまで紫外線が届かないので、放射線療法が検討されます。

難治性、進行性、あるいはリンパ節や内臓にまで進行した場合は、化学療法が行われることがあります。

治療終了後も再発する可能性があります。定期的に受診してください。

血液検査や画像検査は、病状が落ち着いたのちも、1年に1回以上受けることをお勧めします。

定期的な受診は、治療や病状の進行具合を調べるために重要です。

リンパ節を摘出して顕微鏡などで調べる検査(摘出生検)や多剤併用化学療法を行う際は、術後の管理や全身状態の把握、副作用の程度の確認のために入院が必要です。

手術療法や放射線療法の際にも、場合によっては入院が必要になることがあります。