扁平母斑は、よく見られる茶色いあざの一種です。体のさまざまな部位に、もりあがりのない扁平な茶色(ミルクコーヒー色)の色素斑がみられます。

通常は全身疾患と関連はなく、放置してかまいません。

子どもの場合、このあざが6個以上あるときは、皮膚、神経を中心に神経線維腫をはじめとするさまざまな異常を生じる神経線維腫症Ⅰ型という遺伝性の病気の可能性があります。小児科や皮膚科を一度受診しましょう。

自然には消えませんが、現在のところ、これといった治療法はありません。見た目が気になるときはカバーマーク®やパーフェクトカバー®などのメイクアップ化粧品で目立たなくすることができます。

レーザー治療が功を奏することもありますが、効果がないことも多く、治療を受ける場合は専門医とよく相談しましょう。レーザー治療が奏効しない場合は、きずあとが残りますが切除するという方法もあります。