尋常性白斑は、皮膚のメラニン色素をつくる細胞の機能が低下して、その部分の色素が欠乏し、皮膚が白く抜ける病気で、俗に「白なまず」と呼ばれます。
全身に症状が出るタイプと、神経分節に沿って体の一方だけに生じるタイプがあります。
甲状腺疾患が合併していないか検査します。
治療は外用療法や紫外線療法を行います。難治であれば外科的治療を検討します。
皮膚が白くなった(白斑)部分は紫外線に対する防御能力がないので、長時間強い日光に当たるときは白斑部分にサンスクリーン剤を塗って遮光してください。
尋常性白斑は皮膚科専門医の診察で診断がつきます。
外用療法や紫外線療法はおよそ3カ月をめどに、その効果判定を行います。
紫外線療法では、時に火ぶくれなどの皮膚刺激症状が出ることがあります。その場合は、遠慮せずに医師に相談してください。紫外線照射量を調整しながら照射していきます。
難治性で外科的治療を選択する場合は入院安静の必要があります。