本来、便漏れを防ぐために存在する肛門のクッションとなる部分がうっ血して膨れ上がったものが痔核(イボ痔)です。内痔核と外痔核があります。
肛門周囲膿瘍は肛門付近に起こる急性の炎症です。膿を出して炎症が治った後に、時に痔ろう(あな痔)となっていつまでも分泌物が出続けることがあります。
内痔核は肛門と直腸のつなぎ目である歯状線より上に発生し、出血と脱出が主な症状です。程度によって第1度〜第4度に分類されます。
外痔核は、歯状線より下部に発生し、腫瘤に触れ、痛みがあります。血栓がつくられていることが少なくありません。
裂肛(切れ痔)は肛門上皮が裂けた状態ですが、慢性化すると、肛門が狭くなる肛門狭窄になることがあります。
以下の症状には緊急の手当てが必要です。
慢性に経過する痔核、痔ろう、裂肛は、症状に応じた治療が行われます。
症状が改善しない、あるいは悪化した場合は、再受診してください。
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