不随意運動は、動かそうとしないのに、体の一部が勝手に動いてしまう症状のことです。

不随意運動は、原因不明のものも多いのですが、脳出血や脳梗塞、神経変性疾患、代謝異常などの病気や、薬の副作用として出現するものもあります。重篤な病気が原因になっていないか、内科や神経内科で検査を受けましょう。

検査では採血のほか、病気をチェックするために頭部CTや頭部MRIなどの検査も行います。原因を調べるに当たり、入院が必要になることもあります。

診断が確定したら、原因となる病気の治療を行い、同時に、薬で不随意運動を抑える治療を行います。

精神的ストレスや疲労、睡眠不足で運動症状が悪化することがあります。リラックスして生活し、過労を避けるようにしましょう。

原因がない不随意運動でも、生活に支障が生じたり、悪化するようなときは、なるべく早めに受診しましょう。