口内炎は、口腔粘膜や舌に生じる炎症です。
口内炎には、アフタ性口内炎、手足口病、ヘルパンギーナ、ヘルペス性口内炎などがあります。細菌感染やウイルス感染によるものが多くみられますが、アフタ性口内炎のように、感染、アレルギーが原因とされるものの、発症のメカニズムがはっきりしていないものもあります。
症状としては、口腔粘膜の発赤、腫れ、硬結(こうけつ/こりっとしたものがある)、水疱、潰瘍などがあげられます。
診断は、流行状況と診察による肉眼所見で確定します。再発を繰り返すような場合や治りにくい場合は、全身性疾患の検索が行われます。
治療は、対症療法が主です。
手足口病などの全身疾患の症状の一つになっている場合は、その疾患を治療します。
痛みのために飲水もできない場合には、脱水回避のために入院が必要になります。受診して相談しましょう。全身状態が悪化していなければ、口内炎のために入院することはまずありません。