気管支喘息の患者さんが、白血球の一種である好酸球が増加するとともに、神経や心臓、消化管、腎臓などの全身の諸臓器の血管が炎症を起こす病気です。
原因は不明です。
気管支喘息の発作、手足のしびれ、皮膚のしこり・あざ、関節痛、筋肉痛、腹痛、胃・腸の潰瘍などさまざまな症状が現れます。心疾患や消化管穿孔が生じることもあります。
治療は困難とされています。早期診断、早期治療が予後に大きく影響します。
治療では、副腎皮質ホルモンであるステロイド薬や免疫抑制薬の投与が行われます。これらで効果が得られにくい場合は、ステロイド薬を大量に点滴するステロイドパルス療法や免疫抑制薬の注射が行われます。神経病変に対しては、大量免疫グロブリン療法が保険適応となっています。
多くの場合、症状や障害は長期にわたるため、治療も長期間を要します。病気の状態が悪化して、薬の量や種類の変更が必要となることがあります。薬の副作用に十分に注意しながら、主治医と相談しながら治療に努めましょう。
副作用の副作用により免疫力が低下することがあります。かぜなどに注意して、高熱や咳、痰が出るときは早めに受診しましょう。