良性の肺腫瘍は、皮膚にできるイボなどと同じように、肺にできる良性の腫瘍で、がん化はしません。

多くは無症状で、胸部X線検査などで肺に影が見つかって、肺腫瘍を指摘されることが多いです。腫瘍の場合は、良性か悪性かを区別することが重要です。

もし悪性の腫瘍で肺がんの場合は、転移が起きる前に治療する必要があるので、診断と治療の準備を並行して検査を行います。

肺の影が腫瘍でない場合は抗生物質の投与で治ることがあります。

悪性腫瘍の場合は手術で腫瘍を取り除きます。良性腫瘍の場合は経過観察になります。ただし良性腫瘍でも、腫瘍が大きくなったり、腫瘍によって胸の中の重要な臓器が圧迫などの障害を受けたりするような場合は、外科的な治療が必要です。

普段の生活で気をつけてほしいこと
  • 喫煙者は禁煙しましょう。