外陰部のかゆみ、おりもの(帯下)の増加のいずれも、多くの女性が経験する症状です。
外陰部のかゆみの原因は大きく感染症と非感染症に分けられます。感染症としては、腟・外陰カンジダ症や白癬症などが挙げられます。非感染症としては、外陰萎縮症、外陰ジストロフィーなどがあります。
おりものの増加の主な原因は、カンジダ腟炎やトリコモナス腟炎といった細菌の感染による炎症です。子宮がんや子宮頸管ポリープなどでも、おりものが増えます。
原因はさまざまなので、症状に応じた検査を行い、原因を探します。
多くの場合、薬を用いることで症状は治まります。
症状が軽快しても、時には再発することがあります。処方された薬は使用を途中で止めたりせずに、医師の指示に従いましょう。
症状がよくならなかったり、症状がひどくなったりした場合は、必ず医師に相談しましょう。
妊娠していると避けたほうがよいものがあります。妊娠している、あるいはその可能性がある場合は、必ず医師に伝えましょう。
性行為で感染する可能性がある病気の場合、パートナーの検査と治療も必要となります。ご本人とパートナーの両方の治療が終了するまでは、性行為を行わないでください。
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