クラミジア感染症は、腟性交やオーラルセックスなどによって、クラミジア・トラコマチスが女性の子宮に感染する病気です。

主な症状は生殖器に起こる炎症ですが、自覚症状がないことも少なくありません

放置すると、感染がお腹の中に広がり、不妊症の原因になります。

おりものなどの子宮からの分泌物を採取し、クラミジアがいるか確認をします。このとき、クラミジア感染症とよく似た症状のある淋菌を同時に検査することもあります。また、卵巣や卵管に腫れがないかを超音波検査で調べます。

抗生物質を服用して治療します。症状が軽くなった、あるいは治まったといって薬を途中でやめてはいけません。指示されたとおりにきちんと飲みましょう。

約3週間後に受診して、再検査をして、クラミジアが完全にいなくなっているか、子宮周囲の痛みがなくなっているかを確認します。

セックスパートナーも検査を行い、感染していたら治療しましょう。

再感染(ピンポン感染)を防ぐために、パートナーの感染が否定または治癒が確認されるまで、ご自身の治癒が確認されるまでは、性交渉は避けてください。

普段の生活で気をつけてほしいこと
  • 性交時にはコンドームを使用し、性感染症の予防を心がけましょう。