骨盤内炎症性疾患とは、子宮や卵管から起きた炎症が、骨盤の腹膜にまで広がったものです。

主な症状は腹痛です。

検査は、内診や採血検査で炎症の状態をみます。超音波検査やCT、MRIなどで、膿がたまっていないかどうかをみることもあります。

治療には抗菌薬を使用します。

骨盤や卵巣・卵管に膿がたまり、薬の服用だけでよくならないときは、入院して点滴治療したり、針を刺してたまった膿を抜いたりします。手術で膿を取り除くこともあります。

抗菌剤を使用して約3日目に薬の効果を判断します。必ず受診しましょう。

発熱したり、吐き気・嘔吐が強くなったり、腹痛が悪化したりしたときは、早めに受診しましょう。

途中で治療を中止するとぶり返すことがあるので、完全に炎症がよくなるまで治療しましょう。