避妊法にはいろいろありますが、自分の体の状態や家庭背景を考えて、最も納得できる方法を選ぶことです。

膣外で射精する性交中断法や月経周期から排卵日を推定するオギノ式(リズム法)は避妊失敗率が高いといわれます。

男性がコンドームを使用するコンドーム法は比較的良い方法ですが、装着の失敗により必ずしも安心とはいえません。

避妊効果が高いのは経口避妊薬の服用と、子宮内避妊具や子宮内避妊システムの使用です。ただし、経口避妊薬は血栓が形成されやすいので、肥満気味の人や喫煙する人は注意が必要です。子宮内避妊具や子宮内避妊システムは、出産経験がない場合は、装着が困難な場合があります。

避妊したもののコンドームが破れたり、脱落したり、性交中断法やオギノ式など不完全な避妊で性行為を行った後、あるいは望まない性行為に遭遇したときに緊急に行うのが緊急避妊法です。

72時間以内に医療機関を受診し、緊急避妊ピルを飲むことによって妊娠を避けることができます。

吐き気や嘔吐、頭痛、めまい、むくみ、胸の張りなどの副作用が出ることがあります。

緊急避妊法は通常の避妊法に比べると避妊効果率は劣るので、最初から緊急避妊法をあてにして無防備な性行為をしないようにしましょう。