老人性難聴は、加齢により出現する難聴です。耳の中の聞こえを司る細胞や神経が年とともに変性して起こります。
いったん生じた難聴は回復しません。これ以上の悪化しないように予防することが大事です。
悪化を防ぐには、不必要な騒音にさらされないように騒音曝露の機会を減らすこと、また、高齢になるにしたがって増える高血圧や脂質異常症など動脈硬化を進める疾患を予防し、治療することが大事です。
聞こえが不自由な場合は補聴器を装用します。
補聴器の効果がない重度難聴の場合は、手術(人工内耳)によって聞こえを取り戻すことも可能です。
進行予防に効果的と思われるサプリメントがありますが、確実ではありません。