生まれてからのちに難聴になる場合を後天性難聴といいます。その代表的な原因として、薬剤とウイルスがあります。
薬剤性難聴
- アミノ酸配糖体系抗菌薬を投与すると、その副作用で、耳の聞こえが悪くなったりふらついたりすることがあります。
- 薬の中には耳毒性のものもあります。耳鳴りがしたり、聞こえが悪くなったり、ふらつき、めまいなどがあったときはすぐに担当医に相談しましょう。
ウイルス感染による難聴
- おたふくかぜウイルスが原因のものに、ムンプス難聴があります。病後、聴力に注意し、おかしいと思ったときは左右の聴力検査を受けましょう。
- 帯状疱疹のウイルスが原因のものにハント症候群があります。顔面麻痺に加え、耳や耳の穴に水泡(水ぶくれ)を生じ、聞こえが悪くなります。