鼓膜、中耳、内耳、聴神経など聞こえに関係する器官には特に障害が起こっていないのに聞こえが悪くなることがあります。このうち、心理的要因が背景にあると考えられるものを心因性難聴と呼びます。

学校での友人関係、家庭内での問題、職場、交通事故などが関連して難聴が生じることがあります。

月に1回程度定期的に受診して、聴力検査を行い、難聴の経過を診ます。難聴が安定してくれば、数カ月から半年に1回程度の受診に変わります。

聴力検査で難聴が認められなくなれば、治療は終了です。

治りが悪いなどの場合には、精神科的治療が必要になることがあります。

心の問題に関して思い当たることがあれば、できる限り医師に告げましょう。