嗅覚障害は、においがわからないという病気です。ガス漏れに気がつかない、煙に気がつかない、食品の腐敗に気がつかない、食べ物の味わいが変わり調理や食生活に支障をきたすなどいろいろな影響が見られます。
嗅覚障害が起きる原因として多いのは、慢性副鼻腔炎などの鼻の病気と感冒の罹患です。まれに頭蓋内の疾患が原因の場合もあります。加齢による嗅覚異常も比較的多くみられます。
診断は、内視鏡検査、レントゲン検査、CTやMRI検査などにより下されます。必要に応じて、専門施設で嗅覚検査を行います。
原因は副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎の場合は、その病気に対する治療を行います。それ以外の原因の場合は、内服薬による治療を行うことがあります。