アデノイドや扁桃腺(口蓋扁桃:こうがいへんとう)は、大きいだけでは治療の必要はありません。4~7歳くらいまでは一生のうちで最も大きくなる時期で、以降、小さくなるのが普通だからです。

ただし、大きくなることによって睡眠時無呼吸症候群や睡眠中の呼吸障害が起きたり、中耳炎や体重増加不良の原因になるようなときは、治療が必要になります。

治療は、症状や診察、X線検査を総合して選択します。

アデノイドや扁桃腺の肥大が認められた場合、家族に家庭用のビデオカメラで寝ているところを撮影していただきます。

睡眠中に呼吸が停止したり、胸やお腹がへこむような呼吸をしたり、夜眠れず昼寝の時間が長くなる、中耳炎が治りにくいというようなときに、アデノイドや扁桃腺を手術します。