髄膜腫は、脳や脊髄を包む髄膜から発生する良性の腫瘍です。

小さいうちは自覚症状がありませんが、大きくなると脳や脊髄を圧迫して、麻痺や失語など、圧迫された場所に応じた症状が出てきます。てんかん発作を生じることもあります。

髄膜腫は、原発性脳腫瘍の約4分の1を占め、女性に多く、最近では無症状のうちに発見される機会が増えています。

検査は、頭部MRIや頭部CT検査を行います。

治療は、症状が出ている場合は、手術により腫瘍を摘出しますが、年齢や腫瘍の部位、大きさなどによっては放射線治療が選択される場合があります。

症状がない場合は、医師の指示どおり、通常は年に1回MRI検査を受け、腫瘍が大きくなっていないかをチェックします。