難聴は、何らかの原因で聴力が正常よりも低下し、音の聞こえが悪くなった状態です。

突然に発症するタイプと、ゆるやかに発症するタイプとに大きく分けられます。

突然に発症した場合には、耳鳴や耳閉塞感などを伴うことがあります。

ゆるやかな発症の場合は、自覚症状に乏しく、多くは健康診断などで見つかります。

問診、診察、聴力検査などで原因を探ります。

原因によって治療は異なります。

突然に発症した場合には、突発性難聴やメニエール病などの急性感音難聴が疑われます。これらの病気は、できるだけ早く受診して、薬物療法などの適切な治療を受けないと(3日以内くらい)、失われた聴力を取り戻すことが難しくなります。異常に気づいたら、すぐに耳鼻咽喉科を受診することが大切です。

ゆるやかに発症する場合も、放置せずに一度耳鼻咽喉科を受診して、詳しい検査を受けましょう。

普段の生活で気をつけてほしいこと
  • ヘッドフォンやイヤフォンで音楽などを聴くときは、必要以上に音を大きくしないようにしましょう。また、時々はずして耳を休ませ、長時間の使用は避けましょう。