野球肩とは、野球が原因の肩関節や周辺の筋肉の傷害です。

腕を動かす範囲が制限され、痛みます。

投球フォームが悪かったり、オーバーユースであったり、無理な動作を継続し、適切なケアが行われずに、疲労や微小な外傷を繰り返すことにより発症します。

診察や画像検査などから痛みの原因を調べ、治療します。

疲労による筋肉の過緊張や、肩甲骨運動機能不全など肩の機能異常は、消炎鎮痛薬の使用や運動療法などの保存治療を行います。

組織を損傷している場合も損傷が軽い場合は保存療法を行います。肩の機能異常を改善し、下肢や体全体の基礎体力を向上させ、肩に負担をかけない投球術を身につける運動療法で十分に復帰可能です。

手術が必要になるのは10人に1人以下で、多くが保存療法で復帰しています。

手術療法を行った場合も運動療法は非常に重要です。

普段の生活で気をつけてほしいこと
  • 積極的に安静をとりましょう。
  • 運動療法はコツコツと続けることが大事です。自分で治すという自主性が必要です。