頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)は、首から背中にある筋肉が常に緊張して筋肉が硬くなり、血管が圧迫されて血流が悪くなり、筋肉に疲労物質がたまってしまい、痛みやしびれなどが現れるものをいいます。

女性に多く見られます。

主な原因は、運動不足、長時間の悪い姿勢、ストレスなどです。パソコンを長時間操作している場合にも発生します。

首や背中の痛みやコリのほかに、頭痛、眼の疲れや痛み、イライラなどの自律神経や精神症状を伴うこともあります。

治療の基本は、生活習慣の改善と運動です。症状が改善されない場合は、頸椎や脳の病気が隠れていないか調べる必要があります。

生活習慣の改善と運動でいったん症状が治まっても、再発することがあります。定期的に運動することを習慣にしましょう。

長時間同じ姿勢で作業することを減らすと、症状が改善することがあります。仕事の合間に、肩甲骨を動かしたり、首を回したりして、筋肉の緊張を解きほぐすとよいでしょう。

普段の生活で気をつけてほしいこと
  • 正しい姿勢を心がけましょう。
  • 同じ姿勢を続けないこと。
  • 運動をすること。