化膿性腱鞘炎は、手指の小さな傷などから、菌が腱鞘内に侵入して起きる感染症です。

患部の腫れや痛み、熱感があり、屈曲伸展ができなくなります。

手指の傷は一般にそのまま治癒することが多いのですが、糖尿病など感染しやすい病気がある場合や、傷が小さくても深く腱鞘に達するような場合に、化膿性腱鞘炎が生じます。

症状が軽いときは、保存的に抗生剤を使用します。この治療で改善がみられないときは手術が必要になります。

普段の生活で気をつけてほしいこと
  • 手指の傷の後、赤く腫れたり、痛みが増強したりするときは、早めに受診しましょう。