手の先天異常には、生まれつき手の指が多かったり少なかったり、指と指が癒合しているなど、いろいろな形態があります。

胎内で赤ちゃんの手ができる段階で、何らかの異常が生じ、手が正常につくれなかったために起こります。

家族に手の先天異常があることは少なく、遺伝性はまれです。ただし、中に遺伝性のものがあり、どの遺伝子が関係しているのかがわかっているものもあります。

体の他の先天的な異常はないか、各検査が行われます。骨の異常を調べるにはX線検査、腱や筋、血管の状態を調べるには超音波検査やCT、MRIを行います。

治療は、手の機能や整容的改善のために入院のうえ手術を行います。指や手関節の曲がりを矯正するために、装具を用いることもあります。